ファイルメーカーを独学|書籍・本を使ってFilemakerを独学するメリット・デメリット

ファイルメーカーを独学する。メリット・デメリット

FileMakerを独学するメリット・デメリット

FileMakerは直観的に操作できるデータベースであり、独学でFileMakerのシステムを作られるユーザーも多くいます。私もFileMaker ver4の時代から試行錯誤し、自己流でFileMakerを使ってきた時期もありました。(さすがに、その後は独学では限界を感じ、有料のトレーニングを受けましたが、、、)。その経験から、独学でFileMakerの使い方を学ぶメリット・デメリットをお伝えします。

独学のメリット

メリット① FileMakerを好きになれる

 FileMakerを独学で学ぶ最大のメリットは「FileMakerを好きになれること」です。私も、バージョン4の時代に初めてFileMakerを使い、FileMakerの魅力に取り憑かれました。「リレーションが繋がりデータが表示された時の感動」、「スクリプトやボタンでレイアウトの表示が切り替わった驚き」は今でも忘れられません。この「感動」や「驚き」がファイルメーカーのファンを増やし続けています。

 「FileMakerを好きになる」ことは、とても大切で「驚き」や「感動」を追及する探究心がスキルアップに繋がります。

メリット② 実務に即し、身の丈にあったシステムが作れる

 2つ目のメリットは、身の丈にあったシステムが作れることです。独学で自作したシステムは、現場の実態に即し、利用者の納得性・利便性が高いことが多いです。開発者自身もシステムに愛着を持ち、改善や改良を主体的に続けていくことができます。

 専門家からみると、バグ的な動作や動作スピードに改善の余地があったりすることもがあります。しかし、現場の実務に即した身の丈にあったシステムを直ぐに運用できることがFileMakerのメリットでもあります。

独学のデメリット

デメリット① FileMakerの機能を使いこなすことができない

 独学でFileMakerを学ぶデメリットは「FileMakerの機能を使いこなすことが難しい」ことです。独学でFileMakerの使い方を学ぶと知識が断片的になります。私も経験がありますが、FieMaker本来の機能を使えば、3分で簡単に実現できることを「無理矢理、試行錯誤して難しく作ったり」、「FileMakerだからできない」といった間違った認識をしてしまいます。

 特によくあるのが「リレーションが複雑に成り過ぎて」自分自身でもリレーションの意味が分からなくなっていまうケースです。体系的にFileMakerの使い方を学べば、このようなことはありません。しかし、市販されている書籍やインターネットの情報では、リレーションの正しい使い方は十分には説明しきれていません。発展可能なリレーションの使い方を学ぶには、専門のトレーニングを受ける必要があります。

デメリット② データが増えるとシステムの動作が遅くなる

 データ量が増えるとシステムの動作が遅くなるのも、独学で作ったシステムによくある現象です。システムの動きが遅くなるのは、FileMakerに問題があるのではなく、システムの作り方が原因であることが大半です。しかし、システムの運用初期段階では見つけることはできず、しばらく経過したのち重くなることから「FileMakerだから遅くなる」と勘違いされてしまいます。

 独学でシステム作ると、リレーションが複雑になり過ぎたり、システムの動作が遅くなったりするなど、システムの拡張性に限界が生じます。本来であれば、作り直しをしたいところですが、これまでシステムの構築に掛けた時間を考慮すると、後戻りができない状況に陥っていることが、独学でシステムを作る最大のデメリットです。

オススメの学習方法

 さて、これまでFileMakerを独学するメリットとデメリットを見てきましたが、FileMakerの使い方を効果的に学習するにはどうすればよいでしょうか。下記にFileMakerを効果的に学習するオススメの方法とそのポイントを4つ説明します。

オススメの学習方法

  • まずは、独学で簡単なシステムを作ってみる(FileMakerを好きになる)
  • システムを自作して出てくる疑問点は、専門家に聞いてみる(疑問を放置しない)
  • 自作したシステムを専門家に見てもらい、改善点を聞く(専門家は利用すべき)
  • 本格的なシステムを作る前にリレーションの正しい使い方を学ぶ(作り直しを避ける)

 GENBA-ISMのファイルメーカー講座では、これまで数百名の受講生を見てきました。その経験からいうと、上記の4つのポイントを押さえ、ファイルメーカーの使い方を学ばれている方のスキル習得スピードが、圧倒的に早いです。スキルの習得は一朝一夕には進みませんが、「急げば回れ」の精神でしっかりとした基礎固めをすることをお勧めします。


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