ファイルメーカー活用事例:臨床検査技師
ファイルメーカー活用事例:臨床検査技師
今日は臨床検査技師・医療情報技師の集まりにお招きいただき、臨床検査におけるFilemaker、ならびにiPadの活用方法について講義させていただきます。
医療業界ではmacユーザーが多いこともあって、かねてよりファイルメーカーの活用が活発です。当方でも既に幾つかの医療機関様からファイルメーカーを活用した電子カルテシステムなどの開発を承っています。今回は、その経験をもとに医療機関で求められるファイルメーカーの活用ノウハウをお話させていただきます。
まず、医療機関の皆様がFilemakerをお使いになるうえで、最も気にされるのが情報セキュリティに関する事項です。ファイルメーカーならびにファイルメーカーサーバーにはアカウントとパスワードを設定する以外に、セキュリティ機能があります。
- スプリクトや関数によるセキュリティ機能の拡張
- SSL通信によるアクセス認証(Filemaker Serverのみ)
- サーバー側でのIPアドレスによるアクセス権限
- Open Directory などを使った外部認証
セキュリティを高めるには、VPNやSSL通信など通信環境面の対策も講じる必要がありますが、インハウスでiPadFilemakerを使った開発進めるうえでは、プログラミング側でも情報セキュリティーに関する対策を進めたいものです。
今回の講義ではGet(アカウント)やGet ( 持続 ID )などを使った事例を紹介すると共に、医療関係者がiPadなどのタブレット端末を利用するうえでの情報セキュリティの留意点についてお話させて頂きました。
参加者の皆様は、普段からファイルメーカーを活用されている方が多く、活発な意見交換ができ当方にとっても有意義な機会となりました。