ファイルメーカー・iPad活用事例:商品発注管理システム
ファイルメーカー活用事例:在庫管理・発注管理システム
本日は運送・倉庫業を営む会社からFileMakerの共同開発講座のご依頼を受け静岡にきています。近年、運送業や倉庫業を営む会社から、FileMakerの運用に関するご依頼は多くなっています。その要因の一つは、物流の小口化ではないでしょうか?
運送業・倉庫業では、単にモノを運搬保管するだけでなく、物流に合わせた情報の処理も必要となってきます。この情報処理が小口化するほど、業務が煩雑になるので、ITを使った業務の効率化が必要となります。
特に今回のご依頼主は、ネット通販に対応した物流倉庫を運営しているので、情報処理の高度化は不可欠です。ご依頼にあたっての具体的な要望事項は、下記の通りです。
- 商品在庫の発注システムの共同開発
- 在庫発注点、適正在庫、安全在庫の自動算出
- WMS倉庫管理システムTHOMAS(トーマス)との連携
- 商品発注書の作成と商品別・メーカー別発注状況の把握
- WEB受注データの変換・経営判断資料の作成
WEB受注データの変換
インターネット通販に関連して最も多いご依頼は、WEB受注データの変換です。Amazonや楽天市場やYahooショッピング、ECキューブなど各種、インターネット販売における受注データを取り込み、経営判断や発送業務に必要な形式に販売データを変換するシステムです。
商品在庫発注管理システム
基幹システムから在庫データを抽出し、必要となる商品発注量を算出するシステムです。今回は、既存の倉庫管理システムとしてTHOMAS(トーマス)が導入されていましたので、CSVデータを取り込み、在庫情報の連携を図りました。これにより在庫発注点を算出し、適正在庫を保ちつつ、不足在庫を発注するシステムを構築しました。
短納期
今回のご依頼は、依頼から納品までが約3週間という短納期の案件でした。ただ、依頼主の方で業務フォローとシステムに要件を事前によくご検討いただいていたことから、共同開発という形をとり、短納期でシステムを仕上げることができました。