ファイルメーカー・iPad活用事例:金属加工業・製造業|生産管理・受注管理・請求管理・外注管理システム|製造指示書・外注指図書、トレサビリティ―管理

ファイルメーカー・iPad活用事例:金属加工業・製造業|生産管理・受注管理・外注管理システム

ファイルメーカー活用事例:金属加工業|生産管理・外注管理

 本日はミラサポの専門家派遣制度を使って、大阪で金属加工業を営む会社にきています。支援内容は、ファイルメーカーを使った生産管理・外注管理システムの構築のための要件定義です。

 生産管理システムの構築は、業務フローや生産プロセスを正しく理解する必要があります。このため生産管理システムの構築を苦手とするSEも多くいますが、私は元々、製造業で15年ほど、勤務していた経験があり、製造業の支援は得意とするところです。

 FileMakerユーザーの中には、FileMakerでどの迄の生産管理ができるのか疑問を持たれる方もいます。しかし、システムの必要要件をしっかり整理すれば、FileMakerを基幹システムとし生産管理することは十分に可能です。今回のシステムの具体的な要件は、下記の通りです。

  • 受注情報の入力(鋼材やシリアル番号などトレサビリティ記録)
  • 標準工程フローの登録、製造指示書・外注指示書の発行機能
  • iPadでの製造指示書の閲覧
  • 製造指示書のQRコード読み取りによる生産進捗更新
  • 生産設備別、および作業者別の稼働実績の把握
  • 外注への製造指示書発行、請求管理機能

 これまでの開発実績から得たFileMakerで生産管理システムを構築する際のポイントを幾つか紹介しておきます。

FileMakerでの生産進捗管理

 一般的に生産管理の進捗には、ガントチャートが多く用いられます。しかし、ファイルメーカーでは、無理にガントチャートを実現することは、工数増加の要因になるため、お勧めしません。FileMakerの特徴を生かして、生産管理の進捗を把握するには、「条件付き書式設定」を上手く活用することをお勧めします。

 青=正常 赤=納期遅れ 黄色=注意 など条件付き書式を上手く活用することで、誰にでも分かりやすい生産管理を実施することが可能です。

生産進捗管理板

 生産進捗情報は、システム内だけで管理するのではなく、誰でもが確認できるように「見える化」する必要があります。そのためには、FileMaker内で作成した生産進捗の管理画面をビックパットや大型のモニターで表示することをお勧めします。

 この時に「青」「赤」「黄色」など、色で識別した生産進捗表示をすることで、新人の作業者であっても、異常を検知することができます。人は意外と文字情報は読みません。「色」は「言葉」なので条件付き書式設定を有効に活用しましょう。

QRコードの活用

 作業指示書には、QRコードを印字しておくことをお勧めしています。QRコードを読み取ること、受注情報や作業指示書が簡単に検索でき、また、主要工程ごとの生産進捗が更新できるようになります。

システム販売について

 今回、受注管理システムについては、再販が可能です。システムの導入にご興味がある方は、お問合せフォームより、ご連絡ください。金属加工業だけでなく、製造業のお客様であれば幅広くお使いいただけます。

その他、FileMakerでの生産管理システムの構築にお困りの方は、お気軽にご相談ください。


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