ファイルメーカー・キントーン・アクセスの違いを比較。FileMaker vs kintone Access使いやすいのはどっち|データ変換・移行・互換性|

ファイルメーカーとkintoneの違いを比較

FileMakerとkintoneとの違いを比較

 最近、FileMakerとkintoneの違いについて、質問を受けることが多くなりました。キントーンはサイボウズ社が提供するWEBデータベースで、ファイルメーカーと同じく、ユーザー側で自社の業務に適したシステム・アプリが作成できる特徴があります。

 以前は、FileMakerとAccessの違いについて質問を受けることが多かったですが、FileMakerがクロスプラットホームとしての地位を確立してからは、FileMakerとAccessが比較されることは少なくなりました。アクセスとの比較が知りたい方は、こちらをご参照ください。(参考:アクセスとの比較)

FileMakerの優位性

 このページでは、kintoneと比較した際のFileMakerの優位性を説明します。kintone側に立つのでななく、FileMakerの優位性を説明した内容になりますので、あらかじめご了承ください。
(kintoneの優位性を知りたい方は、こちらをご参照ください。【kintoneの優位性】

標準機能が充実、何でもできる (制約が少ない)

 kintoneと比べた場合のファイルメーカーの優位性は、標準機能が豊富でファイルメーカーを使いこなせば、どのような業務システムでも大抵、作れてしまうことです。システムの制作を目指す方にとって、ファイルメーカーの豊富な機能と柔軟性は、大きな魅力の一つです。

 一方、kintoneは、標準機能で実現できることが、かなり限定されます。kintoneの基本的な考え方としては、標準機能でできないことは、①Javaスクリプトでカスタマイズする、②有料または無料のプラグインで機能を追加する必要があります。
 このため実際の運用にあたっては、kintone以外に有料のプラグインにかかる費用、Javaスクリプトとプラグインの使い方を習得する学習コストも考慮しておくことが必要です。

業務の自動化ができる

 システムの構築を目指す方にとって、業務の効率化・自動化は大きな目標の一つです。
 ファルメーカーでは、業務の効率化・自動化に必要なスクリプトステップが豊富に用意されています。ファルメーカーのスクリプトの特徴は、①日本語で記述できること、②スクリプトステップが豊富で関数やリレーションと組み合わせば、どんどん業務が自動化できることです。

 一方、kintoneで業務や処理を自動化するためには、javaスクリプトを用いる必要があります。この時に障壁となるのが、Javaスクリプト習得の難易度です。結論から言うと、一般ユーザーが『kintoneのカスタマイズが自在にできるレベル』までJavaスクリプトを習得するのは難しくお勧めはできません。

関数や計算機能が豊富 

 ファルメーカーの第3の優位性は、関数や計算式が豊富なことです。kintoneの関数は、現在のところ3つしかありません。一方、ファイルメーカーには300を超える関数があります。
 ファイルメーカーでは、これらの関数を駆使すれば、アプリ間のデータを連携し『顧客別の売上集計』『担当者別の業績管理』『期間別の販売実績レポート』等を出力することが可能です。そのほかにも、予算管理や生産管理、収益管理など数字を扱う計算や集計に関しては、『ファイルメーカーでできないことはない』と言って過言はないでしょう。

 一方、kintoneでは、これらの集計や計算を標準機能だけで実現することはできません。このため、Javaスクリプトでのカスタマイズや、実現したい機能に適したプラグインを探し、実装する必要があります。

印刷帳票が自由にデザインできる

 kintoneでプラグインを使わないとできないことの具体例をあげると、請求書や見積書等の帳票印刷です。kintoneの標準機能では、お客様に提出する請求書や見積書のデザインを細かく作りこむことができません。社内用の資料に関しても、印刷物の帳票レイアウトを細かく作りこみたい場合は、専用のプラグインが必要となります。
 
 一方、ファイルメーカーでは、印刷用帳票の作り込みは自由自在です。一つのソフトウエアで完結できるので、開発効率も高いと言えるでしょう。

データ入力の効率性

 最後にファイルメーカーとkintoneの違いを一つ述べると、データ入力の効率性をあげます。kintoneの標準機能は、1つのアプリで作成できるフォーム画面は、1種類と決まっています。システムを作成・運用する際に、データ入力用のフォーム画面が1つしか作れないというのは、大きな制約条件でデータ入力作業の作業が非効率になりやすいです。

 一方、ファイルメーカーでは、利用者の利便性に応じて、複数の入力フォームが作れます。また、スクリプトを生かして、データ入力作業を自動化することができます。システムの運用には、データ入力作業は切り離せないため、データ入力の効率性はプラットフォームを選ぶうえで重要な要素です。

FileMakerとkintoneの機能比較表

 上記の結果を表にまとめると下表のようになります。

比較項目キントーンファイルメーカー
標準機能限定的
できないことが多い
豊富・充実している
自動化標準機能でできないことは
プラグインやJSで実現
FileMaker内のスプリクトで実現
関数3種類300種類以上
印刷帳票複雑な帳票は不可自由自在にデザイン可
入力フォーム1種のみ
フォームのデザイン形式も限定的
複数作成でできる
フォームデザインも自由自在
データ入力
効率性
劣る優れる

 ファイルメーカーとキントーンは、よく比較されますが、データベースソフトとして考えると、比較対象にならない程、FileMakerとkintoneには違いがあります。では、何故、kintoneを利用される方がいるのでしょうか。それはkintoneには、FileMakerにはないkintoneならではの特徴があるからです。【参考:kintoneの優位性】

FileMakerとkintone、どちらを選ぶべきか

 FlileMakerとkintoneは乗り物に例えると『新幹線』と『軽自動車』ぐらいの差があると、考えています。これは一概に軽自動車(kintone)よりも、新幹線(FileMaker)の方が優れているというわけでなく、そもそも『利用目的』『利用用途』が違うツールと言っていいでしょう。

 FileMakerとkintone、どちらを選ぶべきかは、『どのようなことを実現したいのか』『ITツールを活用するための人的リソース』『IT投資の予算』など、さまざまな要素を検討し、最適なツールをする必要があります。

利用ツール選定の個別相談

 GENBA-ISMでは、FileMakerとkintoneの両方が使える強みを生かし、貴社にとって最適なツールを選定する無料のオンライン相談を承っています。オンライン相談をご希望の方は、下記のフォームからお問い合わせください。

 また、中小企業庁が実施する専門家派遣制度『ミラサポ』を使って相談を承ることが可能です。『ミラサポ』の専門家派遣では、FileMakerとkintoneの両方が使えるエンジニアが御社を訪問し、貴社の利用目的、人的リソースの有無などをお伺いし、貴社にとって最適なツールと導入計画をアドバイスいたします。(参考:ミラサポ専門家派遣のご案内)

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