ファイルメーカー・iPad活用事例:印刷業・製版|印刷管太郎カスタマイズ|生産管理・受注管理・在庫管理・ヤマト&佐川伝票送り状発行システム
ファイルメーカー活用事例:印刷業・製版業
本日は神奈川県に来ています。印刷業を営む社長さんからのご依頼で、ファイルメーカーの社内研修に来ています。同社では、FileMakerをベースに作られた「印刷管太郎」というパッケージソフトを活用されています。
「印刷管太郎」は、印刷業の見積作成から受注管理・生産指示、売掛・買掛管理までが一元できる優れたソフトウェアです。
既にこのソフトの活用歴は既に10年以上ということですが、今回は、この基幹システムをさらに発展的に使うためのカスタマイズ方法を学びたいとのご依頼でした。具体的な要望事項は次の通りです。
- ホームページからのWEB受注データの取込み
- QRコードを使った生産管理・在庫管理機能の強化
- ヤマト運輸のB2システムとの連動
- 佐川急便のe飛伝Ⅱシステムからの送り状発行
- iPadを活用した営業情報・受注情報の管理
印刷業界は、オンデマンド印刷の登場により、大きく変化しました。WEB上でのデータのやり取りやWEB受注などインターネットの影響を最も受けた業界の一つではないでしょうか。
しかし、昔からある印刷業では、ITに強い人材が少ないのが実情です。多品種小ロットが主体となる印刷業・製版業では、受注情報を効率的に処理するための業務システムが必要なのですが、エクセルや紙の帳票で管理が主体なっている事業所もまだ多くあります。
社長は社内の業務改革の必要性を感じているものの、古くからのやり方に慣れた営業部門や現場のスタッフに改革意識を持たせるのは、簡単ではありません。
今回は、社長とも相談しFileMakerの技術者育成と一緒に会社の業務改革を担うチームを編成し、1年間をかけて業務プロセス改善を行う計画です。