Mac OS Sierra(10.12)でファイルメーカーランタイムが開けない
Mac OS10.12 でランタイムを動作させる
Mac OS Sierra(10.12)からセキュリティー(Gatekeeperの機能)が強化されました。この影響により、インターネット上からダウンロードしたランタイムアプリケーションに電子署名がない場合は、「メインファイルが見つかりません」というメッセージが表示されます。
対応方法としては、下記の2つがあります。
対応方法1 メインファイルを手動で指定する
「メインファイルが見つかりません」というメッセージが表示されたあと、拡張子がfmpurのファイルを手動で指定すれば、ランライムを開くことができます。
ただし、この方法の場合、毎回、メインファイルを手動で選択しなければなりません。
対応方法2 ランタイムに署名する
ランタイムとランタイムを格納するdmgに署名をすれば、従来どうりランタイムを開くことができます。ランタイムに署名をする主な手順は、下記のとおりです。
- デベロッパーIDを取得し、Xcodeにインストールする
- ターミナルを使いランタイムに署名する
- ディスクユーティリティを使い、ランタイムをdmgに変換する
- dmgファイルの署名をする
以下、署名に必要なサンプルコードを示します。
①署名のためのサンプルスクリプト
②署名の内容を確認するコード
spctl -a -vv /Users/cs/Desktop/Test/test.app
③署名の有効性を確認するコード(acceptedと表示されれば成功)
spctl -a -vv /Users/cs/Desktop/Test/test.app
※電子署名に関して更に詳しい情報が必要な方は、下記のフォームよりご相談ください。